11月23日に開催された「天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 決勝 」にて、ヴィッセル神戸はガンバ大阪に0-1で勝利し、5大会ぶり2度目の優勝を果たしました。
ヴィッセル神戸は、昨年のJ1リーグチャンピオンであり、今年のJ1リーグにおいても36節終了時点で首位を走っており、優勝争いの主役になっています。
「黄金時代」と呼び声の高い、ヴィッセル神戸の強さの理由に迫っていきます。
目次
- ヴィッセル神戸 強さ理由①
- ヴィッセル神戸 強さ理由②
- ヴィッセル神戸 強さ理由③
- まとめ
ヴィッセル神戸 強さの理由①
ヴィッセル神戸を強さの理由を語る上で、ベテラン勢の存在に触れない訳にはいけません。
エース大迫勇也や武藤嘉紀、山口螢、酒井高徳らベテランの域に達した選手達が、5大リーグやワールドカップなどでプレーし培った経験を背中やプレーを介してチームに伝えています。
豊富な経験をしてきた選手達が揃う充実した環境により、決勝ゴールを決めた宮代ら中堅選手や若手選手の基準が上がり、チームの底上げができているように感じます。
ヴィッセル神戸 強さの理由②
ヴィッセル神戸は、戦術が徹底されており、一人一人の選手がやるべき事が整理されてます。
ヴィッセル神戸は、ロングボールを主体とした戦い方をします。
大迫、武藤を空中戦の的とするボールを前進させるスタイルは相手にとって脅威ですし、ヴィッセルの選手の特徴を生かしています。ボールを奪ったら、真っ先に大迫、武藤にボールを預け、彼らを追い越し人数をかけてゴールに迫ってくる攻撃は破壊力抜群です。
また、空中戦の勝率をあげるために、大迫や武藤が相手のサイドバックと競り合うように設計されています。そうすることで勝率が上がり敵陣でプレーすることが多くなり、結果として得点に繋がっているのだと感じます。
ヴィッセル神戸 強さの理由③
吉田監督のチームマネジメントの上手さがあります。
吉田は勝つための戦術を徹底します。昨季は、世界的なスター選手で、チームの顔であったイニエスタを守備の緩慢さを理由にスタメンを外し、構想外としました。有名選手にもチームプレイを求める忖度の無い選手起用は、選手にとって練習でアピールすれば試合で使ってもらえるというポジティブな要素をもたらしています。
そして天皇杯では6試合で27人の選手を起用し、メンバーを入れ替えても戦える集団に進化させました。今は誰が出てもヴィッセル神戸のサッカーを体現でき、隙がないチームと言ってよいでしょう。
まとめ
第104回天皇杯を制し、J1リーグでも首位につけ、連覇が現実味を帯びているヴィッセル神戸の強さの理由について解説してきました。
まとめると、以下の3点が非常に大きいと個人的に思います。
- ベテラン勢の存在
- 戦術が徹底されていること
- 吉田監督の選手マネジメントの上手さ
J1リーグも残り2節、リーグ2連覇を目指すヴィッセル神戸にとって、天皇杯制覇は更に自信をもたせ、勢い付かせるものとなったと思います。リーグ連覇に向けて闘うこれからのヴィッセル神戸に注目していきたいと思います。
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